『ピラミッド5000年の嘘』
でピラミッドに関する常識が覆される!

フランス人監督パトリス・プーヤル監督、エジプト・キザの大ピラミッドの謎に迫ったドキュメンタリー映画が『ピラミッド5000年の嘘』です。かなり挑戦的なタイトルになっていますが、この作品を作り上げるにあたっては苦難の連続だったそうです。私たちが知っているピラミッドの常識を覆す作品だからです。パトリス・プーヤル監督がこのドキュメンタリーを撮影するキッカケになったのは、この作品の原作者ジャック・グリモーに出会ったことです。ジャック・グリモーの話を聞いて「これをなんとしても映画にしなくては…」という思いを強くしました。エジプトの書物に書かれていないことを、ジャック・グリモーから聞かされたピラミッドのことについて、世間に開示しなくてはならない。という使命感から撮影に踏み切りました。

1999年にパトリス・プーヤル監督がジャック・グリモーの37年間に及ぶピラミッドの調査と研究を6年間に渡り、徹底的に検証をしました。そして2007年に映画を撮影開始して、4年間の撮影期間を経てようやく2012年に日本で劇場公開となった作品です。『ピラミッド5000年の嘘』の作品の中で、エジプト考古学者たちが唱える説に物を申したこの作品、監督のメッセージは「自分達で考えて欲しい」ということを映画を通じて撃っています。

ピラミッド5000年の嘘

かなり挑発的な映画タイトル『ピラミッド5000年の嘘』となっていますが、映画のその内容もかなり挑戦的になっています。『あなたの持つピラミッドに関する常識は全て覆される!』というキャッチフレーズそのままに、ドキュメンタリーで次々に今まで私たちが知らされている定説に問題提起をしていきます。フランスではこの映画を撮影するにあたって、エジプトの専門家たちからいろいろな妨害があったといいます。フランスのテレビ局に映画化する話を持って行っても相手にされず、スポンサー探しをすることにかなり苦戦したと監督は語っています。ピラミッドの専門家たちに問題提起をする。という意味でも、かなりのチャレンジだったことでしょう。

映画で提示した仮説

【ピラミッドは20年で建設できたのか?!】キザの大ピラミッドに埋葬されたといわれているのはクフ王です。クフ王が建設したキザの大ピラミッドは、ピラミッドの中でも最大規模を誇りまたピラミッド建築の頂点とされています。そして、クフ王のピラミッドの長さと高さの比は黄金比と言われています。そのピラミッドが本当に20年以内に建設できたのか?!という点を問題提起しています。

クフ王の統治した期間が20年未満の点を考慮すると、最大規模を誇るクフ王のピラミッドをわずか20年未満で建設することそのものが不可能ではないか?!現代の技術を結集しても、20年での建設することは不可能だと思われるだけに、20年未満で建設されたとしている定説にはムリがあるのではないか?!もし定説どおりに、クフ王のピラミッドが20年で建設できたというのであれば、20年未満の統治だったクフ王の墓という説そのものも、崩れれてしまうのではないか?!

【あの工具で20年はムリではないか?!】

クフ王のピラミッドを建設するにあたって、使われたとされる当時の工具の写真があるものの、このような簡単な工具であの巨大なピラミッドが造られたとは到底考えられない。クフ王のピラミッドを構成するのは、200万個もの石でピラミッドは構成されたといわれているが、200万個の石を20年で積み上げていくことにムリがあるのではないか。

1年の365日、そして1日24時間のうちの12時間をピラミッドを建設するために働いたとすると、200万個の石を積み上げたとするとわずか「2分30秒」で、次々に石を積み上げる計算になる。おまけに積み上げる石の重さは、セダン1台分の重さ。そのことを考えると、この現代社会人でもセダン1台分もの重さをわずか2分30秒足らずで次々と積み重ねていくことは、不可能としかいいようがない。

【耐震性の面でも、かなり高度な技術が使われていること】

クフ王のピラミッドを構成している石は、200万個もの石でその石を適当にバラバラに積み上げられているかのように見えるピラミッド。一見するとバラバラのように構成されているに見えるが、法則性があって積み上げられている。法則性がきちんとされているからこそ、高い耐震性があるピラミッドになっている。そしてピラミッドの中にある王の間は、完全な長方形になっていて、その精度はすばらしく現代の計測機器で計測すると、その誤差はわずか0.5mm以下のズレしかないということ。当時の計測技術や計測器では不可能は精度の高さといい、左右対称に並べられている構成部分もあることを考えれば、耐震性の面でも大変すぐれている高度な構成は、古代の技術ではむりなのではないか?!あんなに高い耐震性を紀元前2540年ごろの建造物として、備えることは不可能なのではないか。

そして高度な技術がみてとれるのも、耐震性のほかにもまだあり、それは方位性ということ。クフ王のピラミッドが立てられているのは、真北の方角に向かって建造されている。その真北に向かって建造されている方位的な誤差を調べてみると、その誤差は100分の5度しか誤差がない。この100分の5度という誤差は、それからかなりの年月を経た17世紀の建造物の精度と比べると、驚くことに5倍も高い精度とクフ王のピラミッドはなっている。現代になってようやく、紀元前2540年ごろに建造されたピラミッドと同じ精度を誇れるようになっているが、それでもクフ王のピラミッドのようなスケールでそして100分の5度しかない精度で建造することは、現代の技術をもってもほとんどムリだといえる。

【数秒間の演出のために計算尽くされている】

クフ王のピラミッドは1年に2回だけ、真東から昇る太陽がピラミッドの角度に達するほんとうにわずかな時間に、4面体ではなく8面体になることを目視することができる。その1年に2回は、春分と秋分のときだけのことだ。まさに太陽が昇るという数秒間が繰り出す演出、そして1年に2回だけきっかりと春分と秋分という精密さ・・。天文学的な観点と地学的な観点と両方併せて緻密な計算がなければ、このようなことは起きるはずもなく、緻密な計算があってこその1年に2回数秒間ピラミッドが放つ演出となっているのは21世紀のテクノロジーをもってしても、かなり高度な技術となっている。これはなぜだ?!

【偶然とは思えない数字が意味するものは?!】

ピラミッドの黄金比は現在の高さが138.74mになっているが、もとの高さ146.59m。そして底辺230.37mとなっていて、見事な黄金比になっている。私たちの生活の中に数々の黄金比というものは、実はとても身近なものになっている。例えば、美人の黄金比というのもきっちりと定義されているほどだ。そして自然界にも歴然と黄金比は存在していて鉱物の結晶であったり、天体の動きそして芸術作品にも黄金比というものが成立している。

そしてクフ王の大ピラミッドには、黄金比をはじめとした特殊な数字の数々によって構成されていることが判明した。ピラミッドの4面の総面積を底辺でわると、それは黄金数となる。高さを2分の1で割ると、黄金数の平方根となる。また2辺の和を高さで割ると円周率となる。これはもはや偶然とはいえないのではないか。ピラミッドに使われているピラミッドの単位は『1キュービット=0.5236m』そしてこの数字は、『直径1m(r=0.5m)の円の周長の1/6』になっている。

現在使われているメートル法というのは、18世紀末に地球の大きさから算出された単位となり、世界規模で統一した単位として使えるようとされたもの。人類が算出したメートルは18世紀末のこと、ピラミッドが造られた紀元前2000年代に、すでにピラミッドを設計した設計主は、すでに地球が球体であることとそして地球の大きさを認知してたのか?!認知していなかったら、幾何学的な数値をピラミッドに盛り込むはずはないのではないか?!光の伝搬速度さえも盛り込まれた、高度なピラミッドを学者達はただ「偶然」のひとことで済ましている。そんなことがあろうはずがない。これだけ緻密に計算されそして地学的天文学的な要素が盛り込まれているにもかかわらず『偶然』なはずはないのではないのか?!

【巨大な天文時計ではないのか?!】

ピラミッドの目的は、古代エジプトの『ファラオの墓』というのが定説になっています。実際に大ピラミッドもクフ王の墓所だといわれています。ところが、他にも説が唱えられているが、公共事業的な意味があったのではないか。という説。それは農業が休み時期の失業対策として建設作業を行ったという説。そしてもうひとつが『天体観測施設』としてピラミッドが存在しているという説だ。その理由として上げられるのが、前述の通りにピラミッドがかなりの精度と精密さとで、正確に東西南北を指し示しているからだ。

21世紀になって現代の建物もかなり強固とした建造物が建てられているが、紀元前に建造され未だにその大きさと規模を誇るピラミッドと比べると、現代の建物の方がよっぽど強固さと言う点では疑問がつく。もし、天変地異などがあり自然災害が起こったとしよう。そのような場合にもピラミッドのほうが残るとさえ言われている。ピラミッドは4500年ほど前に建てられそして、過酷な気候に耐え続けてきたほど、強固なつくりとなっているからだ。

そして『天体観測施設』つまりピラミッドが『巨大な天文時計』だと考えたらどうだろうか?!スフィンクスにその巨大な天文時計だと考えられる理由がある。それは、クフ王の大ピラミッドそしてカフラー王のピラミッドの頂点を通る巨大な円を描くと、その円はスフィンクスの頭を通る。スフィンクスが向いているのは真東。そして春分の朝は、太陽が昇るのは真東から上る。1年にある季節の区切りとしての周期は、春分・夏至・秋分・夏至だ。そして天体現象は、地球が太陽を中心とした公転軌道を、地軸を約23.5度傾けて1年間で回る。

1年ではなく、もっと大きなスケールでの周期がある。それは約23.5度の地軸も、長い年月のスパンでみると一定ではなくコマの首振り運動のように、揺れながらの周期性があるのだ。そしてそれを解く鍵もスフィンクスにあるのだ。地軸を中心として地球が自転運動しようとすることに対して、影響を及ぼすのは太陽や月の引力の影響があるからだ。これは『日月歳差』と呼ばれているが、歳差運動による長大な周期は、約26000年の周期となっている。

72年で1度そして360度、1周するのに要する期間は約26000年。そして人類は長い人類の歩みの中で、天球の黄道上に12の星座の名前をつけたのだ。太陽の昇る直前に、真東に昇る星座はまさに太陽が安住する場所となり、星座は太陽を運ぶものとされていたからこそ、春分こそがシステムの起点とされていたのだ。春分の日の朝に、夜明け前に真東から登ってくる星座が基準となり、その時代を表しているのだ。

そして春分の日が指し示す時代の星座が変わるのは、2160年ごとそしてスフィンクスははるか昔の時代から、ずっとその位置で東の空の「春分点の星座」を見守っていたのだ。そして21世紀のこの時、「うお座」の時代から「みずがめ座の時代」へと移る、まさに宇宙規模での大きな時代の変化を示している可能性があるのではないか?!

クフ王の大ピラミッドとスフィンクス、古代からずっと続いている長期にわたる周期を伝えるための「天文時計」としてエジプトの地にあるというのは間違っていることなのか?!

ピラミッドという超古代を通じて、現代社会に警笛をならしているのではないのだろうか?!ただ歴史的な通説をそのままにしている現代はまちがっているのではないか?!

あなたはどのように思うのだろう…・・